妊娠10週目と言えば、つわりのピークがようやく治まってくる頃です。

妊娠当初から続いていた辛い症状からようやく解放されるとあって、「ホッと一息できる」と喜ぶママもきっと多いことでしょう。

ですが、この時期はお腹の赤ちゃんがスクスク成長する一方で、ママの身体には腰痛や貧血と言った症状が出始める時期でもあります。

そこで今日は、妊娠10週目に入った赤ちゃんやママの様子、この時期気をつけたいコトについてまとめてみました。

妊娠10週目の赤ちゃんの様子

妊娠3カ月3週目に入った赤ちゃんは、胎芽と呼ばれる時期からヒトの赤ちゃんである胎児として、新たな成長をスタートさせています。

この時期の赤ちゃんの大きさは3~5cm、重さは5~12g程とまだまだ小さいですが、身体にあったシッポはなくなり、頭や胴や足が発達して2頭身から3頭身への変化が見られるなど、より人間に近い形に形成されていきます。

心臓の発達や肺や胃、腸などの形成が完了するなど臓器がスムーズに機能し始めるようになり、骨も硬くなるため背筋も真っすぐ伸びて頭をしっかりと支えることができます。

手足の指も1本ずつ分かれて爪が生え始め、神経系統の発達も盛んとなるため、この頃の赤ちゃんは手足を自由に動かせるようにもなります。

また、まだ性別は分からないものの、男の子は睾丸、女の子は膣と言った生殖器や、乳歯の元となる芽や髪の毛もこの時期から作られることが分かっています。

妊娠10週目のママの様子

妊娠10週目のママの子宮は、女性のこぶしほどの大きさであり、まだ周囲に妊娠を気付かれることはほとんど無いものの、普段着ていた服が少しキツイと感じたり、座ると圧迫感を感じるようになります。

この時期の母体は、赤ちゃんの成長に必要な血液を大量に作るため、心臓がこれまで以上の血液を血管に送りこんでいますが、その量は妊娠前と比べておよそ4割から5割増しだと言われています。

心臓に送りこむ血液が増えることで、母体の乳房やお腹周りや足には血管が浮き上がったように見えたり、徐々に子宮が大きくなることで血液の循環が悪くなり、下半身のむくみや腰痛、疲れが取れないといった症状が現れることがあります。

外見的な変化としては、顔にそばかすができたり、身体にホクロや痣ができやすくなりますが、これは妊娠により活発に分泌された女性ホルモンの働きによりメラニン色素が刺激されるためであり、外から見えないところでは乳首や膣、外陰部が黒ずみやすくなる傾向があります。

また、妊娠後に増える女性ホルモンの影響で筋肉がゆるみ、腸の蠕動運動が低下したり、徐々に大きくなる子宮が腸を圧迫して腸の働きが落ちることで、便秘になる妊婦も多いと言います。

妊娠10週目のママが気をつけたいコトとは

辛いつわりからようやく解放され、その反動で食欲に火がつくママが多いのもこの時期の特徴ですよね。

ですが、体重が増えすぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病のリスクが高まってしまうため、充分な注意が必要となってきます。

妊娠中は、胎児の身体の成長に必要なタンパク質や鉄分、カルシウムやビタミンDなどを含む食品や、胎児の脳神経や神経管の形成や発達に必要な葉酸を含む食品を積極的に摂り、塩分や糖分の摂りすぎには注意するようにしましょう。

特に、この時期の過度なダイエットや過食は切迫流産の原因となる場合もあるため、妊娠中は週に200から300g、せいぜい2キロ増を目安に、日頃から体重管理を習慣付けていくことをおすすめします。

もし、下半身に倦怠感があったり疲れやむくみが取れない時は、クッションを足元に置くなど足を心臓より高い位置にして寝ることもおすすめです。

むくんでいるからと水分を控えるのではなく、水分は充分に補給しながら身体を冷やさないようにするなど、血液の循環を良くすることを心がけましょう。

腰痛が気になる場合は、軽いウォーキングやストレッチなどで血流を促したり、トコちゃんベルトと言った骨盤ベルトで腰をしっかり支えることも大切です。

また、気になる流産についてですが、「妊娠9週目の壁」と呼ばれる流産の確率が高い時期を越えた妊娠10週目では、一定の危険は去ったと言っても良いと考えられています。

しかしそうはいっても、安定期にはまだ遠く油断は禁物ですので、ストレスになるような過度な運動や外出は控えて、少しでも腹痛や出血があった場合には迅速に医師の診断を受けるようにしてください。

まとめ

妊娠10週目は、つわりのピークが過ぎ、流産の危険も減少するため、マタニティライフを楽しめる余裕がやっと出てくる頃と言えます。

しかし、この時期は赤ちゃんやママの身体が日毎に変化していく大事な時期であることには変わりはありません。

特に、妊娠中は母体の体調が乱れると赤ちゃんの発育にもダイレクトに影響する恐れがあるため、バランスの良い食事を心がけ、運動不足にならないように身体を動かしたり、ストレスをためないように睡眠や休息を充分に取るようにしていきましょう。