妊娠7週目は、そろそろ赤ちゃんの心臓の鼓動である心拍が確認できる時期です。

妊婦さんはつわりが辛い時期ですが、赤ちゃんはお腹のなかで段々と大きくなり、流産の心配も減ってくる嬉しい時期でもあります。

心拍確認

胎児の心拍を確認できると、正常な妊娠であり赤ちゃんが無事育っている事が確認できます。心拍が確認できると、流産の可能性がそれまでの15%ほどから5%前後へとぐんと少なくなりますのでまずは一安心ですね。エコーを見ると、胎のうの中で赤ちゃんがまたたきのように動いているのが見えるかもしれません。

また、赤ちゃんの周りにリング状の白いかげが見える場合も。このリングは卵黄嚢といい、胎盤がしっかりと出来上がって赤ちゃんに栄養を送れるようになるまでの間の、赤ちゃんのお弁当です。

この時期の胎児の大きさは13~16ミリ。

二等身ですがなんとなく手や足がみえ人間らしい形になってきます。脳や心臓など、重要な臓器が作られていく時期でもあります。この時期でもまだ心拍が見えない場合もあり、その場合は1~2週間後に再度受診する事になります。

7週で心拍が見えなくても無事に育っている場合も多くあるので、心配しすぎず、赤ちゃんを信じてゆったりと過ごしてください。

つわりはピークの時期?

この時期、つわりが重くて動けない、食べられずに体重が減ってしまうという妊婦さんもよくいます。

パートナーに協力してもらい、食べられるものを探したり家事や買い物を頼むなど、少しでも症状が軽減されるよう工夫してみてください。

多少の体重減少は問題ありませんが、1日のなかでつわりの症状が軽くなる時間がほとんどなく水も飲めないような場合には妊娠悪阻といって治療が必要な重症のつわりですので、病院で相談しましょう。

妊娠悪阻を放置すると、脱水症状や意識障害で妊娠継続が難しくなる場合もあります。

なかには、つわりが全くないという方も。

「つわりは赤ちゃんが元気に育っている証拠」などと言われる事もあり、つわりがないので逆に赤ちゃんが心配という場合もあるでしょうが、つわりのあるなしは個人差がとても大きいため、つわりがなくても心配はありません。

つわりがない体質でラッキーな妊婦さんは、2~3%の割合でいらっしゃいます。

また、急につわりが軽くなったり、妊娠中期や後期になってからつわり症状がでる場合もあります。

妊婦さんの身体の変化

妊娠7週ごろは、まだ目に見える形ではあまり身体の変化はないのですが、お腹の中では子宮が大きく、また出産に向けて筋肉がゆるんできます。その為、膀胱が子宮に圧迫されて頻尿になる方が多くなります。

尿意を我慢してしまうと膀胱炎になりやすくなりますので、あまり我慢せずトイレに行くようにしてください。

また、筋肉が緩む事によって腸の動きが弱くなり便秘になる方が増えます。

頻尿なのもあって水分補給を控えてしまう妊婦さんもいらっしゃいますが、便秘の場合には十分に水分をとらないとより出にくくなってしまいますのでご注意ください。

食物繊維の豊富なリンゴや、オリゴ糖などを上手に取り入れましょう。

逆に下痢になる方もいます。

その他、おりものの状態が変わる方もいます。

黄色や薄茶色のおりものが出たり、量が増えるという場合も。

妊娠中は免疫が弱くなるため細菌感染の可能性が高くなり、細菌感染の場合には黄緑色のおりものが出たりかゆみが出る事がありますので、そういった場合は医師に相談してください。

また、薄茶のおりものでも腹痛やお腹の張りなど心配事がほかにもある場合には、受診されると安心です。

切迫早産と稽留流産

心拍が確認できると流産の可能性は減るのですが、心拍が確認できない場合、一度確認できていた心拍が止まってしまった場合、稽留流産となる可能性が高くなります。

稽留流産は妊娠6週目~7週目におこりやすく、妊婦さんに自覚症状がなく、検診で心拍が確認できない事でわかる場合が多いです。稽留流産も初期流産と一緒で、ほとんどの場合は胎児の染色体異常が原因になります

切迫流産は、切迫という名前の通り「いまにも流産しそうな危険がある」状態。入院で点滴と投薬という場合と、自宅安静の場合があります。

自宅に戻る場合、「安静はどこまで?家事はしていいの?」と悩む方もいるようですが、切迫流産時の自宅安静は「トイレ以外は常に布団で寝ている」という状態になります。

家事はもちろん不可。お風呂やシャワーも医師の許可を得てください。

上のお子さんがいるなど、どうしても入院も安静も難しいという場合もあるでしょうが、安静にしていれば切迫流産は避けられる場合がありますので、パートナーだけではなく、ご親族やお友達に協力をお願いしたり、自治体の一時保育、家事代行やベビーシッターなど利用できるものは全て利用してできる限り安静を守ってください。