妊娠中に散々聞いてはいたものの、「産後の乳首がこんなに黒ずむなんて!」とショックを受けるママはきっと多いと思います。

女性の身体が妊娠から出産にかけてめまぐるしい変化があることは分かっていても、授乳中に日増しに黒くなる乳首や乳輪を何とかしたいと思うのは、女心をおいて他にありませんよね。

そこで今日は、産後に乳首が黒ずむ理由や、元に近いピンク色に戻すための対処法について、いくつかまとめてみました。

産後に乳首が黒ずむ理由

産後に乳首が黒ずむ理由は、諸説あるものの大きく分けて3つあると言われています。

まず1つ目は、妊娠したことで女性の身体のホルモンバランスが非常に活発になったことが挙げられます。そもそも、女性の身体は妊娠すると、妊娠を継続しようとエストロゲンやプロゲステロンと言った女性ホルモンが急増していきます。

この女性ホルモンは、盛んに分泌されるとメラノサイトと呼ばれるメラニン生成細胞の働きが活発になり、それに付随するように肌内部のメラニン色素の量が増えていくため、元々メラニンが多く色素が沈着しやすい乳首の色はこれにより更に黒くなっていくのです。

ちなみに、他にもメラニン色素が沈着しやすい部位として、脇や外陰部、股の付け根などが挙げられますが、こちらも妊娠するとある程度の黒ずみがあらわれてきますが、メラニン色素の量が多い乳首に比べるとあまり目立つことはありません。

2つ目は、授乳に備えてメラニン色素が防護機能の役割を果たしていることが挙げられます。

授乳の際に必要なママの乳首は、思った以上に強い赤ちゃんの吸い付きに日々耐えなければなりませんが、それを和らげるために乳首の角質層にメラニン色素が増えると、外部の刺激から守るように働きかけてくれるのです。

3つ目は、赤ちゃんがおっぱいを探しやすいように、乳首が黒くなっていると言う説です。

生まれたての赤ちゃんの視力はまだ未発達であり、おっぱいの位置がいまいちよく分からないことがありますが、乳首や乳輪が黒いと探しやすいように赤ちゃんへの目印になっていると考えられています。

産後の黒ずみはどこまで治るのか

妊娠や出産によって黒ずんだ乳首は、一般的には半年くらい経てば元の色に近い状態まで戻ると言われています。

これは、妊娠を継続するために急増していた女性ホルモンの分泌量が、出産や授乳期間を経て減少していくことが理由となっており、これによりホルモンバランスは妊娠前に状態に戻ることで、乳首の色素沈着も薄くなっていくことが挙げられます。

とはいえ、一度でも黒ずんでしまった乳首を妊娠前の状態に戻すことは、決して容易ではありません。

ましてや産後の乳首は頻繁な授乳や下着などによる摩擦で肌の新陳代謝が乱れやすく、肌のターンオーバーをスムーズに促すことができないため、完全な元の色と言うよりも多少濃い色で落ち着いてしまう場合も多く見られるのが現状です。

乳首の黒ずみを治す方法

活性酸素を抑える

活性酸素は、細菌などの外敵から身体を守ってくれる働きがある一方、増えすぎると細胞を破壊して肌のターンオーバーを遅らせると言ったデメリットがあります。

肌のターンオーバーが遅れると、表皮に古い角質が残るだけでなく、メラニン色素の排せつも滞らせて色素沈着を引き起こすため、できるだけ身体に活性酸素を溜めないようする必要があります。

活性酸素が増える主な原因には、紫外線やストレス、アルコールや喫煙が挙げられており、インスタントと言った食品添加物の多い食事なども深く関係しています。

普段から、規則正しい食事や質の良い睡眠を心がけ、生活リズムの整った毎日を送るようにしていきましょう。

ちなみに、活性酸素を抑える食べ物としては、βカロチンを含むニンジンやカボチャ、リコピンを含むトマトなどがおすすめですし、女性ホルモンの働きを助ける効果のあるイソフラボンは、女性ホルモンの過剰分泌を抑えることができるため、豆腐や豆乳といった大豆製品も積極的に摂っていきましょう。

適度な運動で新陳代謝を上げる

乳首の黒ずみの原因である古い角質を剥がして、新しい皮膚細胞を入れ替えさせるためには、肌のターンオーバーを活性化させることが重要です。

子育ての合間にストレッチやウォーキングなどの有酸素運動をすることで、汗をたくさんかいて新陳代謝を促していきましょう。家事と育児で疲れ果てて、身体を動かす気力が無いと言う場合は、サラサラの良い汗がかける岩盤浴もおすすめですよ。

クリームやマッサージを有効的に

黒ずみ対策として販売されている美白クリームには、メラニンの生成を抑える効果のあるビタミンC誘導体が配合されたクリームや、古く固くなった角質を取り除いてメラニンを分解する作用のあるクリームがあります。

これらは、塗布後マッサージすることで、乳首を乾燥や刺激から守ってくれるだけでなく、皮膚の新陳代謝も促してくれる作用もあるため大変おすすめです。

とはいえ、クリームは乳首に直接塗り込むため、授乳中の場合はヨーグルトのホエー(透明な液体)をコットンに含ませて乳首にパックするなど、天然素材を使った安心の美白や保湿が最適です。

また、お風呂で身体を良く温めたあとに、バストマッサージで血流を良くして新陳代謝を高めることが可能です。
やり方は、乳首以外の乳房の部分を優しくクルクルと回すようにマッサージしていきますが、その際ベビーオイルを使うとマッサージしやすいだけでなく、保湿効果もアップします。

まとめ

産後のホルモンバランスが落ち着き、授乳回数が減ることによって、乳首の黒ずみはある程度元の色に戻っていきます。

目安としては、半年くらいで黒ずみは収まっていくと言われていますが、それまでの間にしっかりと乳首ケアしてきた場合と何もせずにそのまま放置した状態では、1年後に雲泥の差がでることは明らかなようです。

ママ訴求イラスト

乳首の黒ずみが改善されないままでは、女性として気分がめいるなどのストレスにもなり、最後は皮膚科での治療を余儀なくされることもあり得るため、産後や卒乳後からは積極的なケアを心がけ、妊娠前の綺麗な乳首の色に近づけていきましょう。