ゴミネットで対策しているのにカラスに集積所が荒らされてしまう場合、まずは、きちんとゴミネットを使っているかもう一度確認してみてください。

網目が大きくカラスよけ専用のネットではない物を使っていませんか?

カラスにネットをめくられないように重しを全体にしてありますか?

ゴミがネットからはみ出てしまうぐらいの量を出していませんか?

ゴミをかけたネットに隙間が出来ていませんか?

カラスよけ用のゴミネットであれば、網の目が細かいためカラスのくちばしは入りません。ネットの端に重しが入っているタイプが多く、地面に隙間なく被せればカラスが重しをこじ開けてゴミを引っ張り出すことは出来ません。

使い方を守って使用すれば効果はしっかりあります。

しかし、それでも強風でネットに隙間が出来てしまったり、急いでゴミ出しする時にうっかり隙間が開いていたなんてこともあります。ゴミネットも完璧ではありません。ゴミネット以外にもカラスが集積所に近寄らせない工夫をすることが大切です。

カラスの特性を再確認!

カラスは目がとてもいいので、視覚を使った対策を行うのが効果的です

カラス対策に黄色いゴミ袋がいいという噂がありますが、これはカラスが黄色が嫌いだからということではなく、カラスよけ対策に加工して作られた袋が黄色だったからということのようです。カラスは人間には肉眼で見えない紫外線を見ることができます。

人間は、赤・緑・青を感じ取る3種類の視細胞があります。カラスは、赤・緑・青と、紫外線を感じ取る4種類の視細胞があります。紫外線は食べ物の脂などを強く反射します。だからゴミ袋に入っていて中身があまり見えないはずなのに、ちゃんと目的のものを漁ることができるのは、紫外線のおかげのようです。

おもしろい実験があります。ゴミ袋に1つは本物の食べ物を入れておき、片方のゴミ袋には見た目は同じ食べ物だけど食べられない、食品サンプルを入れます。しばらく置いて観察していると、カラスは食べ物が入っているゴミ袋だけを漁ったそうです。

シバログ(科学ジャーナリスト柴田佳秀のブログ)
http://shibalabo.air-nifty.com/tawake/2011/02/post-c81b.html

このことからも解るように、カラス対策として紫外線を遮断することが有効です。

ただの黄色いゴミ袋は効果ありませんが、紫外線をカットする加工がされている黄色いゴミ袋は使うことは効果的ですよ。

※私の住んでいる杉並区でも特殊な加工をしたカラス対策に効果のあるごみ袋を推奨しています。

お金をかけずにカラス避け対策するには?

お金をかけず紫外線を遮断できる身近な物といえば、新聞紙です。

新聞紙は掃除など、いろいろ使える便利アイテムです。新聞紙で生ゴミ(肉類)を包みます。これは、新聞紙が紫外線を遮断するのではなく、新聞紙で包むことで光を通しにくくし、紫外線の反射を防ぐことと、見た目にも見えなくなります。しかも生ゴミの水切りに役立ちますし消臭効果もあるので、さらにカラスに狙われにくくなります。

新聞紙以外でも紙袋黒いビニール袋などに入れることも効果があります。

生ゴミを入れたビニール袋をさらに新聞紙で包むとゴミの量が増えてしまうのでなるべく減らしたい場合は、肉類だけを包むようにすればゴミを少なくすることもできます。カラスは野菜には興味がないようです。ちょっとのひと手間で無理なくカラス対策ができるので、ぜひお試しください。

ゴミ袋の内側全体を新聞紙で覆ってまったく中を見えなくすることも効果的です。カラスは視覚がすぐれているので目でエサを探しますが、嗅覚はあまり発達していません。中がまったく見えないと、カラスもゴミ漁りを躊躇するようです。そして袋を突いても紙がガードするので簡単に破れないとあきらめるようです。

ただし、自治体によってはゴミの中身が見えないと回収してくれないところもあるので、ゴミの出し方を確認してから行うことをお勧めします

さらには、ご近所の方が新聞紙で覆ったゴミ袋に不審に思うかもしれないのでカラス対策であることも説明するといいかもしれません。半透明の袋でゴミを出すことになっているのに、新聞紙で全部隠してしまうのはどうなのかという意見もあるので、様子をみながら地域の方とトラブルにならないように対策してください。

都会では豊富にエサがある山とは違いカラスも餌を求めて必死です。

特に繁殖期の3月から7月の春から夏にかけて多く目撃されます。家庭から出る生ゴミがカラスたちの栄養源になっています。いいエサ場を見つけてしまうと毎回来るようになってしまいます。仲間を呼び、そして、繁殖しヒナを育て、さらに育ったヒナがまた戻ってきてカラスが増えていきます。カラスを増やさないためにも、完全にカラスの被害を無くすことが大切です。

カラスはしっかり人を観察しているので、ちょっとした隙をついてゴミを漁ります。だからこそエサを漁りにくい環境を作ることが大切です。カラスも何度もやってきますが、あきらめるまでは気を抜かずに継続して対策を行うことが大切です。そして、カラスが来なくなった後も続けることをお勧めします。来なくなったと油断しているとまた荒らされている場合もあります。

身近にある新聞紙で生ゴミを包むだけなので、無理なく続けることができます。ぜひお試し下さい。それでもダメなら自治体に相談することもお勧めします。

最後に

最近の建売住宅は個々の世帯で屋外用ゴミ箱で出しておきますが、共同のゴミ集積所の場合は一人一人の配慮が必要です。出す時間などはキッチンと厳守してくださいね。