赤ちゃんの抱き方はおんぶであったり後ろ向き抱っこ、前向き抱っこ、抱っこ紐を使ったりと色々あります。

今回は賛否両輪がある「前向き抱っこ」について、そのメリットデメリットをまとめてみました。前向き抱っことは抱っこ紐を使い赤ちゃんとお母さんの目線が同じ方向になるような抱き方です

お母さんのお腹にちょうど赤ちゃんの背中が当たるような体制で、はたから見るとカンガルーみたいで可愛いですが、危険はないのか?赤ちゃんにとって一番負担のかからない抱っこ方法とは?赤ちゃんを持つお父さん、お母さん必見です!

前向き抱っこのメリット

脳に良い刺激を与えられる

お母さんと同じ方向を向いている前向き抱っこは赤ちゃんの脳に良い刺激を与えているという説もあります。新生児の視力は0.01~0.02程ですが、生後3カ月にもなると明暗はもちろん色やなど何となく認識できる程に成長します。生後6カ月には視力は0.1程に成長し、視覚としてきちんと認識できるようになります。

前向き抱っこはお母さんと同じ方向に視界が広がり、お腹の中にいた頃とは比べものにならない位の刺激が受けられます。これが赤ちゃんの脳や神経への刺激になり発達を促します。

また視覚に限らず匂いや音などたくさんの刺激が受けられます。この刺激をデメリットとしてあげる声もありますが、どちらが正しいか解明はされていません

前向き抱っこのデメリット

負担がかかり発達を妨げる恐れがある

赤ちゃんの足はカエルのように曲がっているのが基本とされています。赤ちゃんを抱っこした時の良い状態は抱き上げた時の様に重心はヘソより上でおでこにキスできる位置、顔が見える位置、そして基本のカエルの様なM字開脚です。これを元に考えると赤ちゃんの足がだらりと下がった状態になる前向き抱っこが理想的ではないと言われています。

この理想的な抱っこの姿勢は理論的に証明されたわけではありませんが、まだ柔らかい骨盤に負担がかかり過ぎるとも言われています。

しかし、前向き抱っこでも自然に開脚姿勢をキープできる抱っこ紐や、首が据わってからであれば問題ないなどの声もあり実際のところは解明されていません。

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夜泣きが増える場合も

赤ちゃんの夜泣きとは、オムツも汚れておらず、お腹も空いてないはずなのに夜中に突然泣き出すことで、時にはそれが朝まで続く事もあります。全ての赤ちゃんが夜泣きをする訳ではなく、個人差がありますが生後3カ月から1歳半頃まで見られます。

親としては赤ちゃんにもきちんと寝て欲しいし、自分もしっかりと休みたいところですね。赤ちゃんが夜泣きをする原因ははっきりとはわかっておりませんが、不安や興奮から眠れない事へのストレスや睡眠サイクルや刺激などが原因ではと考えられています。

夜泣きの原因の一つと考えられている「興奮」や「ストレス」が前向き抱っこと関係しているのではないかという説もあります。前向き抱っこをすると、赤ちゃんの視界は常に前向きで普通に抱かれる時よりもより多くのものを目にする事になります。

赤ちゃんにもそれをストレスと捉えるかどうかは個人差がありますが、少なくとも、薄暗い胎内から出てきてすぐに、自分の体よりはるかに大きなものが迫ってくるというのは、ストレスになりかねません。

また前向きに抱っこされる事で匂いや刺激、音などもじかに受け続けるため、その結果、夜泣きを引き起こすほどの興奮やストレスがかかっているのではないかと言われています。

前向き抱っこによる脳への刺激は良いという説もあるので一概には言えませんが、前向き抱っこをする事によって明らかに夜泣きが増えた、寝つきが悪くなったと感じるのであれば、デメリットと捉え、前向き抱っこを控える理由となるでしょう。

お母さんへの負担が増える

赤ちゃんを前向きに抱っこする事でお母さんへの体の負担が増える可能性もあります。前向き抱っこは赤ちゃんの体重が前方にダイレクトにかかるため、肩こりや腰痛などの負担につながります。赤ちゃんは成長と共に体重も増え負荷は増えるばかりなので、前向き抱っこで肩こりや腰痛などの痛みが出てきた場合は、抱き方を変える必要があります。

肩や腰への負荷は同じ姿勢でい続けることによる血行不良や姿勢の乱れなどからくる場合もありますので、前向き抱っこのみではなくおんぶや後ろ向き抱っこなどを使い分ける方法もオススメです。

育児は終わりがありません。お母さんが無理をしていては赤ちゃん時代の貴重な時間を痛みと共に過ごすことになります。笑顔で育児をする為にも自分自身の負担の少ない方法を考えましょう。

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赤ちゃんの様子を見ながら試してみては

赤ちゃんを前向きに抱っこする事に関しては、メリット・デメリットがそれぞれあり、一概にどちらが正しいとは解明されていません。安全面を考慮しながら前向き抱っこをまずは試してみて赤ちゃんの反応を見てみましょう。

前向き抱っこをしだしてから明らかに夜泣きが増えたり、日中泣く回数が増えるようなら中止し、機嫌よく楽しそうにしているのであればOKという考えでも良いかと思います。赤ちゃんにも個人差があるので親が上手く見極めてあげましょう。