「赤ちゃんが欲しい」そう考えた時、計画的にタイミング法を実践するため、初めて自分の月経周期を意識する女性は結構多いものです。子作りにおいては、人それぞれ個人差はありますが、基本的に「タイミング」が大変重要になってきます。どんなに健康な夫婦でも、二人のタイミングが合わなければ妊娠することはできません。

ですが、逆に自然妊娠だけでなく、不妊治療のタイミング指導において妊娠に至ったケースは数知れず報告されているのです。

今日はそんな「タイミング法」について、自宅でできる効果的な方法・具体的な妊娠確率データ・何回すれば妊娠するのかなどの目安などもいろいろ調べてみました。

タイミング法とは

タイミング法とは、自然妊娠における「卵子が排卵される頃を見計らって性行為する」ことです。

この方法は、女性の排卵日に合わせて性行為を行うことで、自然妊娠の受精や着床の確率を高める目的があり、特に不妊治療を受けていないまでも妊娠しないと悩んでいる人たちには大変関心の高い療法だと言われています。

また、この方法は自然妊娠だけに限らず、不妊治療においても幅広く指導されており、身体の負担が少なく費用も保険が適用されるなど多くのメリットがあります。一見高度な不妊治療とも呼べる人工授精や体外受精でも、より正確に排卵日を特定すると言った、このタイミング法が広く使われているのです。

自宅でできるタイミング法の準備

こちらは自然周期を用いたタイミング法であり、基礎体温から排卵日を特定して性行為を行うと言った自然に近い妊娠を目標にしています。婦人科など病院に頼らなくても自宅で気軽にできるとあって、自然妊娠を希望する若い世代におすすめの方法です。

排卵日のチェック方法

基礎体温をつける

まずは、基礎体温を毎日測ることから始めてみましょう。

基礎体温は、原則として毎朝の起床時(身体を動かす前の状態)で測ることが望ましいと言われています。成人女性の体温は、月経周期のホルモンバランスによって高温期と低温期に分かれますが、毎日同じ時刻に体温を測ることによって正確な基礎体温が分かってきます。

月経終了後、卵胞期に入ることで卵胞ホルモンと呼ばれるエストロゲンが分泌されていきますが、これは妊娠に備え子宮内膜を厚くするために行われるものであり、エストロゲンは体温を下げる働きがあることから、この時期の女性は低温期に入ります。

排卵後、受精卵が着床しやすい環境にするため、黄体ホルモンと呼ばれるプロゲステロンが分泌されるのですが、プロゲステロンには体温を上げる働きがあるので、黄体期は女性の体温が上がる仕組みになっています。

ここで妊娠した場合はそのまま高温期の状態が続くのですが、妊娠しない状態ではプロゲステロンの分泌量は徐々に減り、また体温が下がり月経が起こるのです。

生理周期・卵巣ホルモン変化・基礎体温変化図

こういった月経周期における基礎体温のサイクルをグラフにすると、月経終了後から排卵日までは低温期、排卵日以降の次の月経までは高温期という二相に分かれるので、このグラフを使って自分の排卵日の特定をしていくことが、自宅でできるタイミング法の成功を握るカギとなっています。

尚、その日の体調によっても体温は変化しますので、基礎体温は最低でも3か月は計測することをおすすめします。

排卵日検査薬を使う

また、基礎体温はあくまでも目安ですので、確実な排卵日を知るためには、ドラッグストアなどで市販で発売されている排卵日チェッカーを自宅に準備しておくと確率は更に高まります。

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おりものチェックをする

おりものは、排卵直前から当日に質が変化します。

変化には個人差はありますが、いつもより量も増え、指で伸ばして粘度も増してきたと変化をつかめれば、わかりやすい排卵タイミングの指標となります。

準備が整ったらいざ実践

基礎体温や排卵チェッカーなどで、排卵日が予想できるようになったら、いざ実践です。

効果的にタイミングを計るには、排卵日の何日前が良いのか気になるところですね。

個人差はありますが、低温期から高温期に変わる時期に一旦体温がガクンと低くなる日があります。その日から体温が上がり始める3日くらいの間に排卵がおこるので、その日を目安に性行為を行いましょう。ちなみに、精子の寿命は1日から3日程度、卵子に至っては受精に可能な時間は6時間から12時間であり、遅くても24時間以内の受精が必要だと言われています。

こういった理由から、排卵日の1日から2日前に性行為を行い、精子が卵子を待つと言ったスタイルを取るのが一般的だと言われています。

男性の精子は毎日射精すると濃度は薄まり、次の新しい精子が作られるまでの2日は要しますので、排卵日前後に毎日性行為を行うよりも、排卵直前と直後に2日ほど空けて行うと、より効果は高まります。

つまり、ベストのタイミングとして、排卵日の直前1日か2日前に1回、 排卵日当日又はその翌日に1回、計2回性行為を行うことをおすすめします

効果的にタイミング法を実践するなら5周期が目安

タイミング法の成功率は、健康的な男女が1周期で20から25パーセントだと言われていますので、4回から5回はこの方法で様子を見ることをおすすめします。

ですが、5周期以降のタイミング法に関しては成功率が低く、妊娠する可能性はあまり期待できいのが現状です。5周期までに約9割のカップルが妊娠していることも視野に入れ、5周期を過ぎてもタイミング法で妊娠しない場合には、人工授精や体外受精へのステップアップを検討されることをおすすめします。

効果的なタイミングの取り方と年齢別の成功率

また、晩婚化の影響で、健康に問題はなくても不妊に悩むカップルは大変多いと言われています。女性は33歳頃を目安に、卵子の質が低下する老化現象が起きていることをご存知でしょうか。

排卵日前後に性行為した人の内、20代前半の女性が5割以上妊娠するのに対して、30代前半は35パーセント、30代後半は30パーセントと加齢が進むにつれて妊娠率が低下していることが分かっています。

【年齢別・タイミング別】自然妊娠率

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そして、これは男性に関しても言えることです。卵子と違って日々生産される精子ですが、35歳以上の男性の精子は若い人に比べて、運動量や精子の量が少ないと言われています。

知らなかったでは済まない!?卵子だけじゃなく精子も老化するってホントなの?

こういったことからも晩婚カップルに関しては、通常は5周期チャレンジするところ、3周期をめどに次の不妊治療に入る場合もあります。

最後に

タイミング法には、1度で成功する人もいれば、何度もチャレンジしている人もいます。タイミング法の成功のコツは、何回もチャレンジして、排卵日の特定を確実にしていくことです。すぐに妊娠しないからと言ってすぐに諦めるのは止めましょう。

また、妊娠には健全な心と身体が常に必要です。健康な精子と卵子を維持するためにも、日頃から身体に良いものをしっかりと摂ることが大切です。また、身体の冷えは生殖機能を低下させる原因にもなっていますので、冷え性の女性はヨガやウォーキングなどで代謝を良くして血行をあげるようにして体質改善をはかっていきましょう。

タイミング法で妊娠しない時に確認してほしいコト