「分娩方法」の記事一覧

分娩方法にはいくつかの種類があります。まず一般的な分娩方法である自然分娩についてです。いわゆるお母さんの産道を通って赤ちゃんを産むごくごく一般的な方法です。赤ちゃんとはいえ、人間が体内から狭い産道を通って出てきます。その時の痛みの表現は人によって様々で、鼻の穴からスイカを出すようなものだといった、小さな穴から大きなものを出すという例えによってその痛さを分かってほしいと思われる方が多くいます。

こうした分娩の場合、出産までに要する時間が長時間に及ぶことが多々あり、結果として母子ともに危険な状態に追い込まれることも稀にあります。そのため、自然分娩の際に、痛み止めの注射を打つ場合や陣痛促進剤で促す場合などもあり、特に初産の場合は長期間の戦いに挑まれる妊婦さんが多くいます。そのため、出産におけるダメージがすさまじく、社会復帰がなかなかできない要因にもなっています。

自然分娩ではお母さん、もしくは赤ちゃんに何らかの危険が伴う可能性があると分かっている場合には帝王切開が行われます。おなかを切り開き、子宮から直接赤ちゃんを取り出すことを帝王切開と言います。帝王切開となるケースとしては、胎盤の早期剥離、胎盤が子宮口をふさぐ前置胎盤、性感染症、分娩停止などです。時折、逆子の状態で出産してくるケースもありますが、その場合も帝王切開の対象にはなりますが、必ずそうすべきという扱いではありません。

しかし、アメリカでは逆子の場合には必ず帝王切開をしなければいけないことになっています。帝王切開を行うタイミングも色々とあり、妊娠中に行う検診などで自然な分娩では危険を伴うと判断された場合に計画的に行うものを予定帝王切開と呼びます。一方、陣痛促進剤を打っても分娩が始まらない、分娩停止の状態になったと自然分娩の最中に判断した場合に行う帝王切開を緊急帝王切開と言います。帝王切開のリスクは自然分娩よりあり、死亡率は数倍になります。また、肺血栓の可能性も出てくるため、こうした手術を行った後は術後24時間以内に歩行することが求められています。

いずれの分娩方法であっても、母体にかなりの影響があることが分かりますが、分娩時の姿勢によってもその方法は様々です。分娩台に横になりながら出産するごく一般的な方法を一般分娩と言います。それとは別に、座った姿勢で行う分娩を座位分娩と呼びます。座位分娩は特別な分娩台で行い、寝ながらよりも座った方が力が入りやすいということで行われています。そうしたことではなく、お母さんの自由なスタイルで分娩を行うことをフリースタイル分娩と言います。分娩室のある病院、産婦人科などではこうしたことを取り入れているところは少なく、フリースタイル分娩を取り入れているのは助産師での出産が多くを占めています。

元々日本ではフリースタイル分娩で行われていたのですが、欧米から分娩台が持ち込まれたことでそちらが主流となっただけで、フリースタイル分娩は決して目新しいものではありません。自然に自分自身をコントロールでき、無理なく出産できるのが最大の利点です。

また、精神面でもこうした分娩方法の方が母親にとっては自然体で臨みやすく、いい影響があるとされています。疲労の軽減というメリットもあるなど、一般的な分娩に比べるとメリットはいくつもあります。助産師の下で生むデメリットとして医療行為が行えないというものがあるため、帝王切開のリスクが少しでもある場合には避けた方がいいでしょう。

誰でも知ってる呼吸法がラマーズ法で、多くのお母さんがこれを知っていますが、最近はヨガの呼吸法を取り入れたソフロロジーが注目されています。いわゆる精神統一を行うことで不安感などを取り除き、出産に臨めるようにする呼吸法です。

アメリカなどの先進国で取り入れられることの多い分娩方法に無痛分娩があります。陣痛を感じないやり方で、産道を赤ちゃんが通るのは分かるものの、痛みを感じることなく出産が可能となるやり方です。ニューヨークなどの高齢出産の多い地域ではこのやり方で出産する人が多く、すぐに職場復帰できるのも利点の1つです。また、あの苦しみを二度と味わいたくないと出産自体を拒む人が出てくる一方、このように簡単に出産できるのであれば何人でも産みたいと思う女性が増え、少子化対策にもなるのではと期待する動きもあります。働く女性が簡単に子供を産めて、職場復帰もすぐにできるやり方が日本でも主流になる日がいずれ来るのではと予測を立てる人もいます。

大事なことはお母さんや赤ちゃんに危険が伴わないようにすること、そしてなるべく自然に、そして母体にダメージの残らないように分娩を行うことです。伝統を守るのであればフリースタイル分娩を行う、ダメージの残らないようにするならば無痛分娩を行うなどその人に合わせた分娩方法ができるようにすることが求められています。

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